ヘッジファンドの億万長者レイ・ダリオが、暗号通貨がドルを凌駕する可能性を説く
2025-09-03 14:55

億万長者のヘッジファンド創設者であるレイ・ダリオは、負債を抱えた不換紙幣が弱体化し、富の貯蔵庫としての魅力が低下するにつれて、暗号通貨がドルの魅力的な代替通貨になる可能性があると述べた。水曜日のXへの投稿で、ダリオ氏は暗号を供給が限られた「代替通貨」と表現した。ダリオ氏は、ドルの供給が増加したり、ドルの需要が減少したりした場合、投資家は暗号通貨をより良い選択肢と考えるようになるかもしれないと主張した。ブリッジウォーター・アソシエイツを世界最大のヘッジファンドに育て上げたダリオ氏は、最近のフィナンシャル・タイムズ紙のインタビューでのコメントを明らかにするために手紙を書いた。ダリオ氏は、ほとんどの不換紙幣、特に多額の負債を抱えた不換紙幣は価値を維持するのに苦労するだろうと述べた。1930年から1940年、1970年から1980年にかけても同様の動きがあった。https://t.co/TNyPpZYTmZ - Ray Dalio (@RayDalio) September 2, 2025 高まる債務負担が基軸通貨の魅力に重くのしかかる 同氏は、規制緩和がドルの基軸通貨としての地位を脅かすことはないと付け加えた。むしろ、米国をはじめとする基軸通貨発行国の債務が膨らんでいることが真の危険であると指摘し、こうした状況が基軸資産としての魅力と富の貯蔵庫としての魅力を損なっていると主張した。このことが金や暗号通貨の価格上昇の一因になっているという。ダリオ氏はまた、米国債を裏付けとするステーブルコインがシステミック・リスクをもたらすという懸念も否定した。ダリオ氏は、より大きな問題は、国債の購買力そのものが低下していることにあると述べた。「規制がしっかりしていれば、ステーブルコインにシステミックリスクは生じないはずだ」と同氏は書いている。投資家、米国が通貨の「古典的な切り下げ」に直面すると警告 ダリオは7月、投資家に対し、ポートフォリオの約15%をビットコインか金に配分するよう助言した。ダリオ氏は、米国が債務危機の「戻れないポイント」に近づいており、1930年代と1970年代のエピソードに似た「古典的な通貨切り下げ」に向かっていると警告した。億万長者のレイ・ダリオ氏が15%のビットコイン配分を推奨し、米国の債務が持続不可能な帰結点に達する中、「古典的な不換紙幣の切り下げ」を警告している。#Bitcoin #BTC https://t.co/L9BnkbqT0H - Cryptonews.com (@cryptonews) 2025年7月28日 彼は厳しい数字を並べ立て、自身の主張を展開した。米国政府は毎年約7兆ドルを支出する一方で、歳入はわずか5兆ドルに過ぎず、2兆ドルの赤字を残している。その債務をカバーするために、来年は12兆ドルの新規債務を売却しなければならない。利払いだけで毎年1兆ドルに達し、財政赤字の半分を占めている。第二の準備資産としての金の役割がダリオ氏の選好を後押し ダリオ氏は、世界第二の準備資産としての金の役割を理由に、一貫してビットコインよりも金を選好する姿勢を示してきた。彼はデジタル通貨に可能性を見出す一方で、貴金属をより強力なヘッジとして見続けている。今年初め、ダリオ氏は、ドナルド・トランプ大統領が関税や広範な経済政策の舵取りを誤れば、米国は景気後退よりも深刻な危機に直面する可能性があると警告した。ダリオの最新の発言は、膨れ上がる債務をドルの優位性を脅かす最大の脅威とみなす投資家の間で高まる懸念の大合唱を反映している。The post ヘッジファンドの億万長者レイ・ダリオ、暗号通貨がドルを凌駕する可能性があるものを分解 appeared first on Cryptonews .
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