ナスダックが株式市場をリード、Nvidiaが評価額40億ドルへの競争に勝利
2025-07-10 02:45
ナスダックが株式市場の上昇をリード、エヌビディアが史上初の評価額4兆ドルに到達。月9日(水)、新たな関税の脅威からくるマクロ経済の不透明感をハイテク株が相殺し、米国の主要株価指数は上昇した。ダウ工業株30種平均は136.07ポイント(0.31%)上昇し、S&P500種株価指数は0.36%上昇した。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は0.65%上昇し、上昇を牽引した。大型株ではエヌビディアが2%上昇した。この上昇でチップメーカーはマイクロソフトとアップルを抜き去り、時価総額4兆ドルを達成した史上初の企業となった。この急騰は、高度な人工知能モデルを動かすハードウェアを提供するという、エヌビディアの中心的な役割によってもたらされた。7月9日のナスダック100ヒートマップ|出典:TipRanksTipRanks それでもなお、より広範なハイテク企業の上昇は、米国の通商政策に対する懸念の高まりによって緩和された。ドナルド・トランプ大統領は、フィリピン、イラク、モルドバ、アルジェリアなど、米国の貿易相手国数カ国に対して新たな関税の脅威を発表した。提案された関税は20%から30%の範囲である。こちらもどうぞトランプ大統領は今週、20カ国に関税の脅威を発した。 この4カ国は、7月7日からの1週間に関税の警告を受けた20カ国のうちの1つである。 関税は、事前に二国間貿易協定が成立しない限り、8月1日に発効する予定である。7月7日からの1週間に関税の通告を受けた20カ国(税率は発表済み)|出典:Yahoo!ヤフー・ファイナンス 前回、トランプ大統領は当初の関税発動期限を7月9日から8月1日に延長していた。 市場は現在、こうした積極的な通商措置が交渉戦術なのか、それとも政権の通商政策におけるより広範な転換のシグナルなのかを注視している。関税が実施されれば、短期的には世界の成長に大きな影響を与え、インフレを促進する可能性がある。続きを読むビットコインは関税ショックに備えるが、ETFが打撃を緩和する可能性